職人技で応える着物リメイク。こだわりのオーダーで理想のバッグを形に
大切な思い出が詰まった着物や帯を、日常使いできる素敵なバッグにリメイクしたいとお考えですか?世界に一つだけのオリジナルバッグは魅力的ですが、「費用はどのくらいかかるのだろう?」「持ち込みで依頼する際の準備や注意点は?」といった疑問や不安がある方もいらっしゃるかもしれません。
着物リメイクバッグのオーダーでは、使う着物や帯の状態、希望するデザインやサイズ、選ぶ業者によって費用は大きく変動します。
また、初めて着物リメイクを依頼する際は、どのような流れで進むのか、見積もりはどのように行われるのかなど、不明な点が多いですよね。
こちらでは、着物や帯を持ち込んでリメイクバッグをオーダーする際の方法・準備から、見積もりのチェックポイント、一般的なオーダープロセスまでを詳しく解説し、あなたの疑問や不安を解消するお手伝いをいたします。
着物リメイクバッグをオーダーする方法

着物リメイクバッグをオーダーするには、主に「フルオーダー」と「セミオーダー」の形式があります。
フルオーダー
既存の型にとらわれず、デザインや仕様をゼロから決めて製作します。
セミオーダー
用意された複数のバッグデザインの中から選び、生地(着物・帯)や付属を選んで製作します。
依頼方法は大きく分けて2つあります。
店舗への持ち込み
実際に店舗に足を運び、スタッフと直接相談しながら進める方法です。生地の状態確認やデザインの打ち合わせを対面で行えます。
宅配便での送付
店舗が遠方にある場合や、自宅で手軽に依頼したい場合に便利です。着物や帯を梱包して指定の住所へ送付します。こちらの場合も、メールや電話、画像共有などで丁寧に打ち合わせを行います。
どちらの方法でも、まずは事前に店舗に問い合わせてみるのがおすすめです。
BEでは、宅配便でのご送付、または大阪西区のアトリエへの直接お持ち込みにも対応しています。
持ち込みで着物リメイクをオーダーする際の準備

持ち込みで着物リメイクバッグをオーダーする際には、いくつかの準備が必要です。
まずは、どの着物や帯をリメイクに使うかを選定しましょう。形見の品や思い出深いものなど、特別な一枚を選ぶことが多いです。
選んだ着物や帯の状態を確認することも重要です。汚れやシミがないか、生地が傷んでいないかなどをチェックしてください。もし長年保管されていた着物であれば、一度虫干しなどを行い、全体のコンディションを確認することをおすすめします。必要に応じて、事前にクリーニングや解き(縫い目をほどく作業)を依頼することも検討しましょう。
次に、どのようなバッグにしたいか、具体的なイメージを膨らませます。
- バッグの形やデザイン
- どんなシーンで使いたいか
- 必要な機能(ポケットの数、開閉方法など)
着物は、袖(そで)や身頃(みごろ)、衿(えり)など、部位によって柄の出方が異なります。バッグにした際に、どの柄をどの位置に見せたいか、大まかなイメージを持っておくと打ち合わせがスムーズです。例えば、「この花柄をバッグの正面に使いたい」「金彩や刺繍が入った部分を目立たせたい」といったご要望です。どの部分が使用可能か、生地の強度や状態と合わせてプロの視点から確認し、最適な活用方法をご提案します。
このように、希望を整理しておくと、お店との打ち合わせがスムーズに進みます。裏地の色や素材、持ち手の種類、金具の色など、付属についても考えておくとよいでしょう。
オーダー時の見積もりについて知っておきたいこと
着物リメイクバッグのオーダーを検討するうえで、気になる点の一つが費用ではないでしょうか。ここでは、見積もりの基本的な構成や、費用が変動する要因について解説します。
見積もりには、主に以下のような項目が含まれます。
- 基本製作費:バッグの形やデザインに応じた基本的な縫製費用
- 生地の解き代:着物や帯をバッグ用に解く費用
- クリーニング代:必要に応じて生地を洗う費用
- 裏地代:使用する裏地の種類や量によって変動
- 金具代:持ち手、ファスナー、ホックなどの部品代
デザインの複雑さやバッグのサイズによって、基本製作費は大きく変わります。使用する着物の状態や、どのようなバッグにしたいかによっても総額は変動します。また、ポケットの追加、マグネットホックの取り付け、撥水加工などのオプション加工を希望する場合、追加料金が発生します。
お見積もりを受け取ったら、項目ごとに何が含まれているか、追加料金が発生する可能性があるのはどのような場合かなどをしっかり確認することが大切です。不明な点は遠慮なく質問し、納得したうえで契約に進みましょう。
着物リメイクバッグのオーダーのプロセス
着物リメイクバッグのオーダーは、通常いくつかのステップを経て進められます。
一般的なプロセスは以下のようになります。
- ステップ1:問い合わせ・相談
- ステップ2:生地(着物・帯)の持ち込みまたは送付
- ステップ3:デザインや仕様の打ち合わせ
- ステップ4:見積もりの提示と確認・契約
- ステップ5:製作開始(製作期間)
- ステップ6:完成・納品
まずはお店に問い合わせや相談を行い、リメイクしたい着物や帯について伝えます。この段階では、まだ大まかな要望で問題ありません。次に、実際にリメイクする生地をお店に持ち込むか、宅配便で送付します。
生地がお店に届いたら、どのようなバッグにしたいか、デザインや仕様について詳細な打ち合わせを行います。その際、生地のどの部分をどのように使うかなど、完成イメージを共有することが大切です。打ち合わせ内容に基づいて見積もりが提示されますので、内容をしっかりと確認し、合意すれば契約となります。
契約後、バッグの製作が始まります。製作期間はオーダー内容やお店の状況によって異なります。完成後、生まれ変わったリメイクバッグをお客様のお手元へ納品され、オーダープロセスは完了です。
伝統を未来へつなぐ。思い出の着物を世界に一つのオーダーバッグへ
着物リメイクバッグは、大切な思い出が詰まった着物や帯を新たな形でよみがえらせる素敵な方法です。お母様やお祖母様から受け継いだ着物を、現代のライフスタイルに合ったおしゃれなバッグとして身近に使うことができます。
単なるリメイクではなく、オーダーすることで世界に一つだけのオリジナルバッグが生まれます。デザインや形を選び、お好みの生地を活かすことで、より愛着のあるアイテムとなるでしょう。
思い出の品を日常に取り入れ、おしゃれをさらに楽しんでみませんか。
BEは、タンスに眠るお客様の貴重な着物に新たな命を吹き込み、世代を超えて受け継がれる価値ある逸品へとよみがえらせることを使命としています。日本の伝統美を、日常で使える美しいバッグという新しい形で、これからもつないでまいります。
着物リメイクに関するご相談やご質問は、BEのウェブサイトのお問い合わせフォームより、いつでもお気軽にご連絡ください。
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